ニホンミツバチの続報です

 27日報告の「事件」はボクの早とちりでした。ニホンミツバチは巣を放棄しておらず、懸命にキイロスズメバチに応戦していました。本日朝に確認しました。前回見た日は気温が低く寒さが苦手なミツバチは外には出ないで巣の中に入って来た敵を迎え撃つ作戦だったみたいです。
 今朝は大変な数のミツバチが外に出て飛び回っていました。そこに肉食のスズメバチが、巣の中の幼虫を奪おうと襲ってきていました。
 ここで人間のボクがどんな立場で、どんな行動をするか少々考えました。ニホンミツバチの役割や性格などを書いたイラスト入り看板を置いたり、通学途中の子どもたちに、いたずらしなければ絶対刺さないけれど、お尻が白っぽくなっているときは興奮しているから注意してなど話したりましたから、ミツバチ派であることは間違いありません。けれど、ボクが飼っているわけではありません。そのボクが「争い」とはいえ、自然界の「営み」にどこまで「介入」すべきかといったことがあります。
 そこで、通行人の安全と攻めるほうにハンデを付けるといった意味で、4つある巣の入り口のうち最もスズメバチが集中している1つと道路に面した入り口2つを体の小さいミツバチだけ入れるくらいに狭め、川に面したところだけ手をつけず、ミツバチたちが守りやすくしたのです。
 よくスズメバチに襲われたというニュースがありますが、これは巣に近づいたためで、ミツバチの巣を襲って「強盗」している最中の彼らは、それが最大の目的ですから、この「調整作業中」もボクを襲うことはありませんでした。これもガキ時代の経験知です。また、経過など報告します。                         (福士)