「互知送さま」という発想

 とにかくギクシャクするこの社会。
景気低迷の中で、さらにその感を増しているようだ。
 根の深い問題ではあるが一つには市民社会
つまり要所要所でつながっていた人間関係が急速に弱まって、
そこから個々の視野が狭くなっているからではないか。
かつていわれた「あなた作る人、私食べる人」が
さらにエスカレートした社会になっているのだと思う。
 そんな交流不足、一面的な発想や行動ではなく、
お互いが持っているモノや知恵を出し合って、
「ありがとう」
と言い合える関係の構築が一つの活路なのではないか。