「若さ」とは

昔から「若さとは」についてあれこれ言われているが、今年10月に100歳を迎える聖路加国際病院理事長の日野原重明先生や、4年ほど前に96歳で亡くなった農村医学の確立者、若月俊一先生(佐久総合病院)との思い出を少し。若月先生とは傘寿のころに地元名物のウグイの塩焼きを肴に大いに飲んだことがあるのだけれど、とてもとても穏やかななかにご自分や医療界が直面している問題に立ち向かっていく気迫、言葉の鋭さ、また若い医師と熱っぽく議論する姿には圧倒されるものがあった。
93歳の日野原先生の講演を聞いた時も、あの小柄な先生が2時間も立ったまま腕まくりし、演壇を動き続けながら鋭い問題点の指摘と確かな記憶力をもとに熱弁をふるったのには脱帽した。その先生の100歳記念パーティー(2012年10月)を司会するのは86歳の現役教授と聞いており、超高齢社会には確かに大変な側面があるが、それだけでないことも確かである。
そんな世界に私たち世代も向かっている。(福士 みなさん、書き込んでください)