ヤマユリとイワタバコを堪能

 蒸し暑い週末でしたが、近くの谷戸など歩き回って満開のヤマユリと、もう一つ、こちらは予定していなかった珍しい部類のイワタバコの群生を堪能してきました。
 ヤマユリは場所によって開花期に差があって、まだ堅い蕾のところもあれば、斜面いっぱい満開で強い香りにむせるかと思う名所もあります。日本のユリを代表するこの花は、オランダに渡って、あの名花「カサブランカ」のもとになったことでも知られます。カサブランカ誕生には、別の日本のユリも貢献しているそうです。
 イワタバコは、日陰で湿った岩の斜面を好み、へばり付くようにして群生します。草丈は低く葉っぱの数も多くありませんが、数十センチにも大きくなります。同じナス科のタバコの葉に似ているのが名前の由来とか。行った日は、もう花の盛りは過ぎていましたが、少し小さいナスの花のような可愛い紫の小花でした。(福士)