きれいなヤマトタマムシを拾いました
観察眼鋭く、というと格好がいいですが、僕のはただ「何か落ちてないかな」というだけでキョロキョロしているのですけれど、今日は当たりましたね。生命を終えて間もない綺麗なヤマトタマムシを事務所(神宮のイチョウ並木近くです)の裏手の小道を歩いていて見つけたのです。タマムシを見るのは久しぶりです。何ともいえない光沢です。
調べてみると食べているのはエノキやケヤキ、サクラの葉っぱで、成虫になるまで3〜4年もかかるんだとか。静岡藤枝市には玉虫研究所があって、ホームページには飼い方はもちろん、楽しい情報が盛りだくさんだ。あの1300年前に作られた法隆寺に伝わる国宝の玉虫の厨子はもう輝いてはいないが、数年前には6000匹ものタマムシでレプリカが作られた。見たらびっくりしそうだ。
レプリカ作りは昔から試みられたようで、紀元2600年、つまり昭和15年には、その記念というか、国威発揚というか、チャレンジしたらしい(誰かはわからない話)。これはとん挫したよう。僕はやっぱりキンキラキンより一匹くらいがいい。そういえば、もうすぐ終戦記念日、敗戦記念日ですね。 (福士)