検索情報は怖い

 当事務所では雑誌や本の校正もしているが、怖い時代になったと思う。今日もこんなことがあった。同じページの人名に本文で「邦弘」なのに対して写真説明では「邦浩」とあった。多少は知れた人らしくネットで検索すると「邦弘」で出ていた。しかし、ネット情報は孫引きみたいな情報が多いから、一つ間違うとあとは芋づるみたいになるので、違う角度からの情報を調べると「邦浩」というのが僅かにある。所属会社が出ていたから、これはもう直接電話するしかないなとその会社のHPを見ると、肝心の電話番号がなかなか見当たらない。情報は一方的に伝えるだけ、面倒な電話は受けたくないというようだ。
 それでも見つけて、いろいろ電話を回された揚げ句に確認すると、「邦浩」が正解とわかった。
 ぼくは素直でないせいか、なんとかリスク回避できたが、世の中には素直な人も多いので、心配なネット情報の一面ではある。