健康第一を思い知らされています。

 40余年ぶりで保険証を使いました。ちょうど1カ月くらい前です。左目が充血しはじめたのです。週末ですぐ治ると思っていたら、なんの。だんだん鬱陶しさが増してきて、月曜日の朝、たまらず通勤途中にある地元の眼科に飛び込んだのです。
 すると、どうでしょう。まず患者の多いことにびっくり。そして、待ち時間の長いこと。そして診察。先生は「結膜炎」というものの、その原因については、まだ判断できないようで、炎症と感染症を抑える目薬が処方され、とりあえず5日後に再度来るようにと予約を入れたのですが、これでは子どもの使いみたいなので、先生に「ウイルス性ですかね」と尋ねるとたぶん、と言う。つまり、ヘルペスです。
その予感はあったのです。(少ない)髪に触ると、頭皮の前側の左半分がピリピリする感じがしばらく前から続いていたのです。ウイルスで神経が興奮している信号なのです。すると案の定、その夜から左側の頭皮、おでこ、鼻に水泡が出てきたのです。全部みごとに左側です。三叉神経の下顎を除く目と上顎の2本の神経をやられたのです。はるか昔に罹った水ぼうそうのウイルスが死なずに潜んでいて、体力低下に付け込んで出てきたのです(同窓会の会長推薦委員会のことなどいろいろありまして)。
水泡が破れた痕は潰瘍になり、えぐれた状態で、触るとピリピリするのです。早速、今度は皮膚科です。予想通り、ヘルペス性皮膚炎の診断でした。

 そして今日まで、多い時は眼科からは3種類の目薬と目に入れる軟膏。皮膚科からは2種の軟膏とウイルス抑制剤など3種の飲み薬、そして眼帯に左顔面いっぱいの絆創膏という哀れな姿。しかも差したり、塗ったり、貼ったり、飲んだりという重労働が続きました。
 しっかり治療しないと緑内障になる危険もあるということで、眼科の治療は、さらに2週間は続きそうです。

 以来、お酒も飲めず、というより飲みたい気持ちが起こらないから不思議です。片目では本を読むのも大変だし疲れるし、などなど健康のありがたさを痛感しています。皆さん、くれぐれもお体を大切に。